≪小学校≫

 ・小学校5年生。内気な男が初めて恋をした。

  その相手は、チャゲ&飛鳥が好きな女の子。

  それまで、音楽に無知だった俺が、必死にラジオを聴いて、

  『KOSEカウントダウンジャパン(当時)』東京FMをテープにダビング。

  「太陽と埃の中で」が彼女の一番好きな歌で、歌詞も必死に覚えた。


  ~ 追い駆けて 追い駆けても つかめないものばかりさ

     愛して 愛しても 近付く程 見えない ~


  ⇒彼女は、小学校卒業を前に、転校。

    告白も出来ず、サヨナラ。


    そして、3年後・・・・、

    本当に偶然、山口県でばったり再会。
         大人になった彼女を見て、さらにドキドキ。

    しかし、内気な男はどこまでも内気で、

    偶然のドラマをものに出来ず・・・。

    本当に純粋すぎるバカ男でした。

  

≪中学校≫

 ・俺の中学時代は、ちょうど、Mr.BIGとかエアロ・スミスとかが流行っていた。

  チャゲ&飛鳥を始めとして、もっぱら邦楽好きだった俺には、

  何を言っているのかさっぱりわからない&なんかウルサイ曲には、

  全く興味が持てなかった。


  そんなある日、ちょっと気になる女の子がやっぱり洋楽を聴いていた。

  しかし、会話についていけない自分。気まずい沈黙。沈黙。沈黙・・・・。


  野球バカだったので、ただでさえ、趣味の範囲が狭かった挙句、

  洋楽についても話せないから、会話のネタがない。


  よって、次の日から、洋楽勉強。勉強。勉強。勉強。


  でも、その結果、やっぱりロックにはついていけず、

  ビリー・ジョエルだのボブ・マーリーだのスローな曲にハマる。


  よって、結局、共通の会話は見出せず・・・・そのまま卒業。


≪高校≫

 ・高校3年の時、惚れた女性は、

  俺の得意の邦楽・スピッツが好きだと判明。


  「え!俺も好きなんだけど、もう両想いじゃん!!」

  と、早とちりしてしまったいつの間にか猪突猛進・爆走王の俺。


  よって、見事惨敗。


  彼女が好きだった「チェリー」を聞くと、

  そんな淡いバカな青春時代を思い出します。

   (って、これを書いている時に、ラジオからチェリーが流れてきた・・・。

   偶然にしても、タイミングが良すぎです。神様の演出に負けました。)


『恋と音楽の法則。』


音楽は、引き出しにしまった「思い出の恋」を

ふっと簡単に呼び戻してくれるモノだったりする。


あなたの思い出の曲はありますか???

ふと自分の青春時代を振り返るのも、恥ずかしくて楽しいもんですよ♪



~【余談】~


≪そして、今。≫

 ・中学時代にロック好きだった「あの子」は、

  現在、ボサノバ・Jazzにはまっています。

  私は、相変わらず邦楽好きです。ケツメイシ。HY。

  最近は、「木蓮の涙(佐藤竹善バージョン)」が好きです。

 

  と、まあ、相変わらず、「あの子」との共通の趣味はないのですが、

  気になる「あの子」は、なぜか、今、俺の隣りにいてくれています。


  音楽と恋は、そんなに関係ないのかも???笑